- 2023/07/10 掲載
賃上げ効果「段階的に表れる」=実質賃金マイナス継続で―十倉経団連会長
経団連の十倉雅和会長は10日の記者会見で、今春闘での賃上げ率が約30年ぶりの高水準となる中、実質賃金のマイナスが続いていることについて「物価と賃上げのタイムラグに基づくものだ。(効果は)段階的に表れてくる」と述べた。
厚生労働省によると、名目賃金に物価の変動を反映させた実質賃金は、5月まで14カ月連続でマイナス。十倉氏は、大企業の月例賃金の引き上げ率が3.91%となった5月の経団連集計のカバー率は約4割だと説明。「全体の数字が表れるにはまだ少し時間がかかる」と語った。
【時事通信社】 〔写真説明〕経団連の十倉雅和会長=5月24日、東京都千代田区
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