- 2023/07/11 掲載
イラクと仏トタルエナジーズ、大規模エネルギー事業に調印
プロジェクトは2021年に初期の合意に達していたが、条件を巡りイラクの政治家間で対立が生じ、停滞していた。今年4月に、イラクが当初要求していたよりも小さい30%の権益取得に合意し、最終文書がまとまった。
トタルエナジーズは45%、カタールエナジーが25%の権益を持つ。
バグダッドで開かれた署名式にはトタルのパトリック・プイヤネ最高経営責任者(CEO)とイラクのアブドゥルガニ石油相が出席。プイヤネ氏は、今夏に建設を開始し、今後4年間の投資額は100億ドルになると述べた。
「ガス成長統合プロジェクト」は、3つの油田でフレアガスを回収して発電所に供給するなどしてイラクの電力供給を改善する狙いがある。また、1ギガワット(GW)の太陽光発電所を開発してバスラ州の送電網に供給する。開発にはサウジアラビアのACWAパワーが参画する。
プイヤネ氏によると、バスラ州の油田の生産能力を2年間で日量12万バレルに、4年間で同21万バレルに引き上げる計画も含まれる。
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