- 2023/07/11 掲載
日経平均は6日ぶり小反発、円高など重しで戻りは鈍い
日経平均は寄り付きで反発スタート後、一時約278円高の3万2468円70銭まで上昇。その後は上げ幅を縮小し、後場はマイナスに転落する場面もみられた。上場投資信託(ETF)の分配金拠出に伴う売りが一巡し需給改善期待が高まったものの、株価を大きく押し上げる要因とはならなかった。
市場からは「需給イベントは通過したものの、期初なのでポジションを外す動きが広がり積極的な買いが入っていない」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)との声が聞かれた。テクニカル的にはダブルトップが形成されており警戒感があるほか、過熱感も完全には解消されていないとした。
個別では、アドバンテスト、東京エレクトロン、SUMCOなどの半導体製造関連がしっかり。エーザイ、第一三共は売られた。ソシオネクストは7%超安だった。
TOPIXは0.31%安の2236.4ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.31%安の1150.89ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆1719億0500万円だった。東証33業種では、輸送用機器、電気・ガス、医薬品などの21業種が値下がり。水産・農林、金属製品、精密機器などの12業種は値上がりした。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが718銘柄(39%)、値下がりは1026銘柄(55%)、変わらずは91銘柄(4%)だった。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR