- 2023/07/11 掲載
午後3時のドルは一時140円半ばに下落、1カ月ぶり安値
ドルは実需の買いが一巡した正午前から上値の重さが目立ち始め、6月16日以来となる140円台へ下落した。141円割れの水準では、一段の円買いを誘発するストップロスを巻き込んだことで、円高が一時加速したという。
市場では「米国のインフレの伸びが鈍化していくのは鮮明で、米CPIの下振れを織り込んで先にドルを売っておこうとする動きが強い。このまま140円台で踏みとどまるかを見極めたい」(国内銀行・為替営業担当)との声が聞かれた。
「日銀が7月会合で何らかの政策修正に踏み切る可能性を予想する声が増えている」(外銀アナリスト)ことが、円買いにつながっているとの指摘も複数出ていた。円は対ドル以外でも堅調で、英ポンドは180円後半、スイスフランは159円前半、NZドルは87円前半と、ともに3週間ぶりの円高水準をつけた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 140.84/86 1.1006/10 155.03/07
午前9時現在 141.29/31 1.1004/08 155.49/53
NY午後5時 141.31/32 1.0999/03 155.45/49
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