- 2023/07/12 掲載
6月米中小企業楽観指数は7カ月ぶり高水準、インフレ懸念なお強い
当面の設備投資を計画している企業の比率は4社に1社で、3年ぶりの低水準だった春先から上向いた。また、ほぼ3分の1が値上げの意向を示しており、こちらも7カ月ぶりの高水準となった。
一部のエコノミストは、インフレ抑制のために2022年3月以来5%ポイント金利を引き上げてきた連邦準備理事会(FRB)にとって、こうした値上げ計画は「歓迎されない」とみている。
オックスフォード・エコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・ピアース氏は「FRBは今後数カ月の政策決定において、若干弱めだった雇用統計や、今後の消費者物価指数(CPI)統計により大きな注意を払うだろう。しかし、NFIBの調査は、堅調な投資支出、依然として強い労働市場、そして持続的な物価上昇圧力が組み合わさっていることを示している」と指摘。
7月会合で政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げることを含め、年内に2回の利上げが実施される可能性が高まったと分析した。
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