- 2023/07/12 掲載
ステランティス、エアバッグ死亡事故で「ダッジラム」運転中止要請
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は声明で、5月に発生した死亡事故はタカタ製助手席側のエアバッグに関連して報告された最初の事故だと説明した。NHTSAによると、今回の死亡事故は2003年型「ダッジラム1500」で起きた事故としては最初で、2015年にリコール対象となった38万5686台の1台だった。
ステランティスは昨年11月、2022年にタカタ製エアバッグのインフレーターの欠陥に関連した3件の死亡事故の報告を受け、米国の古い車両27万6000台の所有者に直ちに運転を中止するよう促した。
NHTSAはリコール対象のダッジラムのうち約8万4000台が未修理だとし、「こうした未修理車両の乗員は重傷または死亡の重大なリスクにさらされている」と指摘。欠陥のあるエアバッグの交換が完了するまで運転しないよう訴えた。
この10年で、タカタ製エアバッグのインフレーターは米国で6700万個強、全世界で約1億個がリコールされ、自動車安全史上最大のリコールとなった。
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