米ディズニー、アイガーＣＥＯの任期を2026年まで2年延長

［１２日　ロイター］ - 米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーの取締役会は１２日、ロバート・アイガー最高経営責任者（ＣＥＯ）の任期を２年延長して２０２６年までとすることを決めた。

取締役会は、現在進められている同社の変革においてリーダーシップの継続性を維持することが狙いだと説明している。

アイガー氏は一度引退を決めたが昨年１１月、自身が後継者に選んだボブ・チャペック氏と交代する形でＣＥＯに復帰。この際に任期は２４年までの２年と表明していた。

アイガー氏は「変革に向けた取り組みが完了するまでにはなおやるべきことがある」と述べ、取締役会は次の社内外のＣＥＯ候補と接触し続けていると付け加えた。

ただアイガー氏が直面する課題は多い。一時は将来性に高い期待が集まったストリーミング事業は赤字続き。映画の目玉作品の興行収入も低調で、テレビ放送事業は視聴者の長期的な減少傾向に悩まされている。