- 2023/07/13 掲載
米国債市場のレバレッジ、ストレス増幅させる恐れ=英中銀
ヘッジファンドは今年、米国債の2年物と5年物の先物で記録的なショートポジションを取っている。これはファンドマネジャーが短期金利が引き続き上昇すると見込んでいることを示している。2年債利回りは、先週2007年6月以来の高水準となる5.12%を記録、12日には10ベーシスポイント(bp)低下した。
一方、ヘッジファンド業界は、金融市場の安全性を損ねているとする英中銀の指摘に反論。ヘッジファンドとオルタナティブ資産運用の業界団体マネージド・ファンド・アソシエーションは声明で「団体メンバーは強固な資本市場の重要性を理解しており、金融システムの回復力を高めるために政策当局者と協力していく」と説明した。
また、BMOキャピタル・マーケッツの金利戦略部門バイスプレジデント、ベンジャミン・ジェフェリー氏は、6月の米消費者物価指数(CPI)が約2年ぶりの小幅な伸びにとどまったことから、市場参加者はインフレ沈静化を確信し、ショートポジションを縮小する動きが広がる可能性があると述べた。
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