- 2023/07/13 掲載
投機的な円ショート巻き戻しの見方、引き続き市場を注視=神田財務官
外為市場でドル/円は6月30日に7カ月半ぶり高値である145円を付けた後、足元は138円台まで反落している。
神田財務官は省内で記者団に対し、足元の為替の動きについて具体的なコメントはしないとした上で、急激な円安の大きなファクターであった投機的な円のショートポジションが急速に巻き戻され、ファッションだった円キャリートレードの勢いも弱まっているとの見方が強いと指摘した。その背景として、春闘での賃上げや価格転嫁の動きなど「デフレ期に定着していたノルムに変化の兆しが出て、インフレ基調が変わりつつあるのではないかとの認識が広がっている」と説明した。
その上で「政府としては引き続き為替市場の動向をしっかりと注視していきたい」と述べた。
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