- 2023/07/13 掲載
ドイツ企業の見通し悪化、3分の1以上が事業低迷予想=IW研究所
調査は6月にドイツ企業2000社に実施した。IWのミヒャエル・グロムリング氏は「ウクライナ戦争とその世界経済への影響は、企業と消費者に継続的な負担となっている」と述べた。
6月調査では約34%が今年の生産が悪化すると予想し、改善を予想したのは27%にとどまった。今年春の時点では、楽観的な企業が悲観的な企業を上回っていた。
業種別では、建設業界がコスト高、金利上昇、需要減に苦しみ、悲観が楽観を大きく上回っている。
一方、サービス業の状況は相対的に良く、生産について前向きな見通しを持つ割合が3分の1を占め、弱気な割合は23%だった。エネルギーコスト高騰への懸念が和らぎ、雇用情勢が安定していることが背景。IWは「これは消費にプラスに働いている。それでも春以降、全体的なムードは悪化している」と指摘した。
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