- 2023/07/27 掲載
午前の日経平均は小反発、日銀会合の結果控え上値重い
日経平均は144円安と続落スタート。その後はプラス圏に浮上し、前営業日の終値を挟み、一進一退の値動きとなった。企業の決算発表を材料とした個別物色の動きはみられたものの、あすの日銀会合の結果発表を前に、積極的な売り買いは手控えられた。
立花証券の鎌田重俊企業調査部部長は、米連邦公開市場委員会(FOMC)は通過したものの、あすの日銀会合の結果発表と、その後の植田和男総裁の会見を前にして「先走った行動はできない上に、持ち高調整の売りも出ているようだ」と指摘。前日の企業決算は好悪入り交じる結果で、それをこなしながら一進一退の値動きとなった、との見方を示した。
個別では、前日に決算を発表したアドバンテストが1.8%安、日産自動車が3.5%安、サイバーエージェントは12.3%安と軟調だった。一方、好決算を発表したカプコンは13.8%高で、年初来高値を更新した。
TOPIXは2283.02ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆5625億2700万円だった。東証33業種では、値上がりは海運や保険、電気・ガスなどの15業種、値下がりは建設やガラス・土石製品、金属製品などの18業種だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが652銘柄(35%)、値下がりは1090銘柄(59%)、変わらずは92銘柄(5%)だった。
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