- 2023/07/28 掲載
長期金利、一時0.505%に上昇=日銀上限超え、円138円台に急伸―東京株は500円超安
28日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時0.505%に上昇(債券価格は下落)し、日銀が現在の金融緩和策として容認している上限の0.5%を超えた。
日銀が同日の金融政策決定会合で、長期金利操作の修正案を議論するとの一部報道を受け、国債を売る動きが強まり、金利が上昇した。長期金利の0.505%は3月3日以来約5カ月ぶりの高水準。
28日の東京外国為替市場の円相場も一部報道に反応し、1ドル=138円台後半に急伸。円買い・ドル売りが優勢となった。午前9時現在は138円87~87銭と前日比1円11銭の円高・ドル安。
一方、同日の東京株式市場は、米国株安や為替の円高進行を受けて売りが優勢となった。午前9時3分時点の日経平均株価は前日比513円64銭安の3万2377円52銭。
市場関係者は「日銀が長期金利操作の修正案を議論すると一部で報じられ、円高が進んだことが株売りにつながった」(中堅証券)と指摘した。
【時事通信社】 〔写真説明〕長期金利、円相場、日経平均株価を示すモニター=28日午前、東京都中央区
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