- 2023/08/01 掲載
英当局、低い預金金利巡り銀行に説明要求 不当なら制裁も
同セクターはイングランド銀行(中央銀行)の利上げを受け、住宅ローンの顧客には金利上昇分を速やかに転嫁する一方、預金金利の引き上げを同様のペースで行っていないと批判されている。
FCAは、業界大手9社が昨年1月から今年5月までの期間にアクセスが容易な預金に反映させた金利が、平均で中銀の利上げ分のわずか28%にとどまったことが調査で判明したことを受け、顧客に対する新たな義務を課す行動計画を打ち出した。
9社はロイズ、HSBC、ナットウエスト、サンタンデールUK、バークレイズ、ネーションワイド・ビルディング・ソサエティー、TSB銀行、ヴァージン・マネーUK、コープ銀行。
FCAによると、主要5行が1%以下の金利を提供する預金を約2600億ポンド保有しており、これらの銀行が当局の措置の対象になるという。
中銀の政策金利は現在5%。市場では今週の会合で少なくとも5.25%に引き上げられると予想されている。
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