- 2023/08/09 掲載
米ディストレス社債・ローン取引、11カ月ぶり低水準=JPモルガン
ローン債権は、額面1ドル当たり0.8ドル以下で取引されるとディストレストに分類され、投資家が当該企業の債務返済能力を不安視していることを示す。
リポートによると7月末時点で、額面から大幅に割り引いた水準で取引されたジャンク債は2090億ドルで、2カ月連続減少した。
ディストレスト水準のローン債権の取引高は1100億ドルと、やはり2カ月連続で減った。
低格付け企業向けローン債権のうち、セクター別でディストレス水準の比率が最も高かったのはヘルスケアの22%で、ハイテクとサービス業がこれに続いた。
ただムーディーズ・インベスターズ・サービスは7月27日のリポートで、直近の米連邦準備理事会(FRB)による利上げ後に「B3」格付け企業305社を分析した結果として、半数以上は今年から来年にかけて、手元現金よりも利払い費用が多くなり、苦しい状況が続くとの見方を示した。
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