- 2025/05/02 掲載
小林製薬の2月臨時総会、野村アセットがオアシスの人事案に賛成
[東京 2日 ロイター] - 大手運用会社の野村アセットマネジメントは、小林製薬が2月19日に開催した臨時株主総会で、香港投資ファンドのオアシス・マネジメントが株主提案した取締役などの人事案に賛成したことを明らかにした。総会では提案は否決された。
野村アセットが1日に開示した議決権行使に関する資料によると、小林製薬の業務や財産状況について弁護士の牛島信氏を調査者に選任する議案、3人の取締役候補(中村芳生氏、リチャード・ドルス・ヤング氏、トモコ・チュウバチ氏)を選任する議案に対し全員賛成した。牛島氏に関しては小林製薬による調査は「範囲や独立性に改善の余地がある」と言及、3人の取締役選任では「品質を含むリスク管理の強化と企業文化の変革は急務」などと賛成の理由を示した。
小林製薬の3月28日の定時株主総会では、会社が提案した議案のうち、社外取締役を取締役議長とする定款変更が否決された。創業家が反対した。野村アセットは、同社の基準にのっとり、定款変更に賛成した。
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