- 2023/08/21 掲載
ドイツの集合住宅建設許可件数、上期は前年比27%減
建設許可件数は単身用と2人世帯用で特に大きく減少し、前年同期からそれぞれ35%、53%減った。統計庁は需要減退の要因として建設コストの上昇や資金調達の難しさを挙げた。
政府は年間40万戸の建設を目指しているが、目標の達成は困難になっている。ドイツは低金利資金による不動産ブームが長期間にわたり追い風になってきた。しかし欧州中央銀行(ECB)によるインフレ抑制のための利上げで不動産セクターは大きな転換点を迎えている。
ドイツ建設業連盟のティムオリバー・ミューラー会長は「2023年上半期のバランスシートを見ると、住宅建設の状況は信じられないほど暗い」と述べた。
9月25日には政治家や閣僚、不動産業界の関係者がショルツ首相と会い、不動産の市況悪化への対応策を話し合う予定。
おすすめコンテンツ
PR
PR
PR