代理店社員が保険料詐取＝架空商品で計３８００万円―損保ジャパン

損害保険ジャパンは６日、同社の保険を取り扱う代理店社員が顧客に架空の商品を販売して、総額約３８００万円を詐取していたと発表した。被害者に対しては返金に向けた対応などを進める。

損保ジャパンによると、不正を行ったのは保険代理店「保険ジャパン」（大分県日田市）の男性社員（５２）。２０１４年９月から約１年間、損害保険ジャパン日本興亜（現損保ジャパン）で研修生として勤務した後、代理店に入社した。研修生時代の１５年ごろから今年９月まで、主に大分県内で、実在しない傷害保険への加入を持ち掛け、保険料として現金を受け取っていた。被害者は現時点で計３１人という。

【時事通信社】 〔写真説明〕損害保険ジャパンのロゴマーク