• 2023/10/10 掲載

伊債利回り急上昇、PEPP縮小巡る議論後退も=関係筋

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Balazs Koranyi Francesco Canepa

[フランクフルト 9日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)政策当局者は、イタリア債利回りの急上昇についてはイタリア政府の財政赤字拡大見通しによって正当化されると考えているが、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の早期終了を巡る議論を後退させるサインとみている。複数の関係者が匿名で述べた。

イタリア政府が2024年の財政赤字目標を対国内総生産(GDP)比4.1─4.3%と4月に設定した3.7%から引き上げる方針を示したことを受け、イタリア債利回りは先週急上昇。ドイツ債との利回り格差は10カ月ぶりの高水準となった。

これを受け、市場の一部ではECBが域内の国債利回り格差が広がる「フラグメンテーション(域内市場の分断化)」の回避に向け介入せざるを得なくなるとの観測が広がっている。

こうした中、関係者はイタリア債利回りの上昇は主に財政規律の緩和に起因しており、これまでの反応は正当なものとみられるため、介入は急務ではないと指摘。ただ「PEPPの柔軟性には価値があり、徹底的な分析を行うことなく諦めるべきではない」とした。

一方、関係者の一人は200ベーシスポイント(bp)を超えた独伊10年債利回り格差は、PEPPを通じたイタリア債の買い増しを検討する価値がある水準に近づいているとした。

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