• 2023/10/10 掲載

英ファンド業界団体が金融規制強化に反対、競争力低下を懸念

ロイター

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[ロンドン 10日 ロイター] - ファンドの業界団体である英国投資協会(IA)は10日、8兆8000億ポンド(約10兆7400億ドル)規模の国内ファンドセクターが国際競争力を失うのを避けるため、ルールを欧州連合(EU)に合わせ、法令順守に伴う英国の「コンプライアンスコスト」を削減する必要があると発表した。英国はブレグジット後に消費者保護の強化を含め、金融ルールの幅広い改革に着手している。

IAが行った資産運用担当者を対象にした年次調査によると、2022年の運用資産は、ウクライナでの戦争や英年金基金を巡る混乱、市場金利の上昇の影響を受け、前年比12%減の8兆8000億ポンドに落ち込んだ。世界金融危機の時よりも大幅な悪化で、アクティブ運用型リテールファンドからの流出額は過去最高の366億ポンドに及んだ。インデックス連動型への流入は110億ポンドにとどまった。

IAによると、英金融規制環境におけるコストと複雑さが徐々に高まり、投資マインドに最も大きく響いた。運用側にとって環境は厳しさを増しており「過去5年間の規制変更の規模が重大な懸念材料で、この影響で事業をグローバルに展開する企業の一部は既に英国の役割を見直した」という。

ファンドは、ルクセンブルクやダブリンなどで運用されており、海外顧客の56%が欧州系で、この傾向は英EU離脱(ブレグジット)後も続いている。ある運用担当者は調査の中で「EUのファンド制度はEUにとって特別な輸出支援の一環であり、そこから乖離することには細心の注意を払うべきだ」と話した。

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