- 2023/10/12 掲載
銀行・信金の貸出、9月は+2.9% 伸び縮小も残高は最高更新
[東京 12日 ロイター] - 日銀が12日に発表した9月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比2.9%増の607兆7426億円だった。伸び率は前月の3.1%を下回ったものの、残高は2000年1月以降の最高を更新した。引き続き不動産関連や原材料高、経済活動の改善に伴う資金需要が見られている。
業態別にみると、都銀等の貸出平残が3.2%増の243兆1332億円。伸び率は前月の3.4%を下回った。前年にコスト高に伴う運転資金需要が高まったことの反動が大きい。地銀・第二地銀は3.3%増の287兆4821億円と1991年7月以降の最高を更新した。信金は0.8%増だった。
9月の預金平残は、都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比2.1%増の1036兆5848億円。
(和田崇彦)
関連コンテンツ
PR
PR
PR