23年末の英ＧＤＰ上方修正、コロナ前比＋2.2％

［ロンドン　１９日　ロイター］ - 英国立統計局（ＯＮＳ）は１９日、２０２３年末の国内総生産（ＧＤＰ）について、コロナ禍直前のピーク比で２．２％増加したとし、従来の想定の１．９％増から若干上方修正した。

ＯＮＳは、研究開発データの改善や大規模な多国籍企業の活動の測定方法の変更など、ＧＤＰの算出方法を定期的に更新している。

ＯＮＳ幹部はブログで、「今回、企業が海外に直接所有する生産が英国のＧＤＰに算入され、製薬や製造業を押し上げる効果があった」と述べた。

「全体として、これらの改善による成長への影響はほとんどなく、１９９８年から２３年までの年平均成長率は１．８％、四半期平均成長率は０．５％にとどまる」とした。