- 2023/10/12 掲載
英住宅市場の低迷続く、利上げ停止が若干の安心材料=RICS
RICSの住宅価格指数(「上昇」との回答から「下落」を引いた数値)はマイナス69に小幅低下し、2009年2月以来の低水準となった。ロイターがまとめた市場予想はマイナス63だった。
8月はマイナス68に急低下していた。
目先、一段の販売減少と価格下落が予想されるが、過去数カ月に比べると減少・下落ペースはやや緩和する見通し。
今後1年の販売予測は5月以来初めてプラスに転じた。
RICSのシニアエコノミスト、タラント・パーソンズ氏は買い手の動きが鈍いことについて、住宅ローン金利の上昇が多くの世帯にとって引き続き課題になっている可能性が高いと指摘。
「数週間前に金融引き締めの一時停止が決まり、市場にとって若干の安心材料となったが、金利は長期間据え置かれそうだ」とし「近い将来については最近の傾向から大きく外れることはないとみられる。少し先の見通しは若干改善している」と述べた。
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