- 2023/10/13 掲載
NY外為市場=ドル急伸、予想上回る米CPI受け
9月の米CPIは前月比0.4%上昇。住居費の0.6%上昇がCPI上昇の半分以上を占めた。前年比は3.7%上昇で8月と変わらずだった。エコノミスト予想は前月比0.3%上昇、前年比3.6%上昇だった。
BMOキャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、ダグラス・ポーター氏はCPIについて、「FRBが実際にインフレを抑制できるまで、金利は長期にわたりかなり高い水準にとどまる公算が大きいというシナリオを改めて浮き彫りにした」と指摘。「インフレを2%に戻すのは容易ではない」と述べた。
CIBCキャピタル・マーケッツの北米FX戦略責任者ビパン・ライ氏は「FRBはあと1回、おそらく12月に利上げに踏み切るだろう」と予想した。
主要通貨に対するドル指数は0.85%高の106.550と、1日としては3月15日以来最大の伸びを記録した。
ユーロ/ドルは0.85%安の1.0527ドル。
円は対ドルで0.43%安の149.81円。日本当局の「介入ライン」として意識される1ドル=150円に迫っている。
ポンド/ドルは1.15%安の1.2174ドル。
英国立統計局(ONS)が12日発表した8月の国内総生産(GDP)は前月比0.2%増加し、エコノミスト予想と一致した。7月のマイナス成長から一部回復したが、依然として低成長が続いている。
ドルは豪ドルとニュージーランドドルに対しても1%超上昇した。
スイスフランは7営業日ぶりに反落。ドルは0.72%高の0.9085フラン。
ドル/円 NY午後4時 149.81/149.82
始値 149.14
高値 149.86
安値 149.06
ユーロ/ドル NY午後4時 1.0529/1.0533
始値 1.0618
高値 1.0626
安値 1.0527
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