• 2023/10/13 掲載

金利高止まりに警戒感=途上国の圧迫要因に―IMF・世銀

時事通信社

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【マラケシュ時事】世界的に金利の高止まり観測が強まる中、国際通貨基金(IMF)と世界銀行の幹部から、経済への影響を懸念する声が出ている。特に米金利上昇は、新興国や途上国の通貨安を招き、気候変動や過剰債務問題など複合危機に苦しむ各国を一段と圧迫する恐れがある。

「何年も低金利に慣れていた人々にとって、困難な事態になり得る」。バンガ世銀総裁は11日、IMF・世銀年次総会に際して行った記者会見で「金利が長期にわたって高水準にとどまる」と予想した上で、懸念をあらわにした。

長期金利の指標となる米国債10年物利回りは8月初め、4.0%台だったが、連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めが想定以上に長期化するとの見方から、じりじりと上昇。6日には一時4.89%と、約16年ぶりの高水準に達した。

米金利上昇によるドル高に圧迫され、各国でも高金利が長期化し、コロナ禍などで傷んだ財政をさらに悪化させる恐れがある。IMFのガスパール財政局長は時事通信のインタビューで「既に世界的に、財政の金利負担が大幅に増加している。公的債務の行方は金利上昇に影響される」と警告した。

一方、IMFのエイドリアン金融資本市場局長は10日の会見で、世界的な金利上昇は「(各国・地域の)金融引き締めに沿ったもので、非常に秩序立っている」と分析。急ピッチの金利上昇で株価が一部で下落したことについて「適切な調整だ」との見解を示した。

【時事通信社】

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