- 2023/10/18 掲載
スターボードCEO、米ニューズ・コープの一部事業の分離主張
[ニューヨーク 17日 ロイター] - 物言う株主(アクティビスト)として知られる投資会社スターボード・バリューのジェフリー・スミス最高経営責任者(CEO)は17日、世界的なメディア王、ルパート・マードック氏が会長を務める米メディア大手ニューズ・コープの時価総額は資産価値に対して大幅に低く、ニュースと不動産の両事業のスピンオフ(分離・独立)を検討すべきだと主張した。
ロイターは先週、スターボードがニューズの株式を取得したと報じていた。
スミス氏は13Dモニター・アクティブ・パッシブ投資家サミットで、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を発行するダウ・ジョーンズのニュース事業と、不動産情報サイトを運営するREAの不動産事業をスピンオフすればニューズの時価総額を何十億ドルも高めることが可能だと訴えた。
負債を含めたニューズの時価総額は120億ドル弱で、これは2024年の調整後の利払い・税・償却前利益(EBITDA)見通しの7.9倍に相当する。
スミス氏は時価総額について「私たちはこの評価は理にかなっていないと考える」とし、「ニュース事業と不動産事業を分離することで(企業)価値を70億ドル以上高めることができると考えている」と言及した。
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