- 2023/10/18 掲載
バーレの鉄鉱石生産、第3四半期は前年比減 主要鉱山で機器故障
[サンパウロ 17日 ロイター] - ブラジルの資源大手バーレは17日、第3・四半期の鉄鉱石生産が前年比3.9%減の8620万トンだったと明らかにした。
開示資料によると、ブラジル北部の主要なS11D鉱山施設で8月に発生したベルトコンベヤーシステムの故障が影響。約200万トンの生産量が失われた。ただ、前四半期比では9.5%増加した。
パラオペバ鉱山施設の稼動低下も影響したという。
一方、鉄鉱石の販売量は6.6%増の6910万トン。良好な市況の恩恵を受けたとしている。
3四半期連続で出荷量が生産量を大幅に下回り、在庫が膨らむ懸念が強まった。
RBCのアナリストは顧客向けノートで「第4・四半期が低調となる可能性を考慮すると、在庫の積み増しがますます懸念される」と指摘した。
バーレの鉄鉱石平均価格は1トン=105.1ドルで、前年比13.5%上昇した。
銅の生産量は9.8%増の8万1600トンだった。
ニッケル生産量は18.7%減の4万2100トンだったが、計画通りという。
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