- 2023/10/18 掲載
米EV企業リビアンの社債発行、財務不安を反映せず=CEO
[サンフランシスコ 17日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)メーカー、リビアン・オートモーティブのRJ・スカリンジ最高経営責任者(CEO)は17日、ロイターに対し、今月発表した社債発行は地政学リスクによって借り入れコストが上昇する前にバランスシートを強化するためのものだと説明し、経営不安説の払拭に努めた。
同社は3月に13億ドルの資金調達を行った後、2025年までの資金が十分確保できたとしていたが、今月になって15億ドルの社債発行を発表。投資家やサプライヤーの間で、財務の健全性を懸念する声が上がり、株価が急落していた。
スカリンジ氏は、小型車「R2」シリーズの製造に向け大型の投資を行うため、追加的な資本バッファーを作っておくための起債だと説明。加えて「制約が大きすぎる、もしくは過度にひっ迫したバランスシートを抱えるリスクを決して冒さないため」でもあると述べた。
「われわれはマクロ経済環境をコントロールすることも、政治紛争をコントロールすることもできない。これらのリスクはリビアンに限らず現実のものとして存在する」とも語った。
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