- 2023/10/21 掲載
米国株式市場=大幅安、中東巡る懸念で 週間でも下げ
S&P総合500種とナスダック総合がそれぞれ1%超下落。S&P主要11セクターは情報技術と金融の下げが目立った。
アラン・B・ランクス・アンド・アソシエイツのアラン・ランクス社長は「地政学的な要因に加え、週末ということもあり、投資家は慎重になる」と述べた。
金融が1.6%安。KBW地銀指数は3.5%下落した。リージョンズは利益がアナリストの平均予想を下回ったため12.4%下げた。
アラン・ランクス社長は「このセクター全体が金利上昇で暗雲に包まれている。ソフトランディング(軟着陸)は望めないかもしれず、それは痛手になるだろう」と述べた。
週間では、ダウは1.6%、S&Pは2.4%、ナスダックは3.2%それぞれ下落した。
投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)は3月24日以来の高値を付けた。
太陽光インバーター製造のソーラーエッジは27.3%安。第4・四半期決算の大幅減収を警告したことを受けた。
米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)が20日発表した2023年第3・四半期決算は1株当たりの利益が3.30ドルと、前年同期の2.47ドルを上回ったが、株価は5.4%安となった。
米取引所の合算出来高は110億5000万株。直近20営業日の平均は105億8000万株。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.63対1の比率で上回った。ナスダックでも2.28対1で値下がり銘柄が多かった。
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