• 2023/10/31 掲載

コアCPIの23年度見通し引き上げ、24年度も大幅上方修正=日銀展望リポート

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Kentaro Sugiyama

[東京 31日 ロイター] - 日銀は31日公表した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)で、2023年度の消費者物価指数(生鮮食品除く、コアCPI)の前年度比上昇率の見通しを2.8%とし、前回の2.5%から引き上げた。24年度は1.9%から2.8%へ大幅に上方修正、25年度も1.6%から1.7%へと引き上げた。

物価見通しを引き上げたものの、長期にわたるデフレの経験から賃金・物価が上がりにくいことを前提にした慣行や考え方が日本社会に根付いてきたことを踏まえると「賃金と物価の好循環が強まっていくか注視していくことが重要」だとした。

コアCPIの前年比は、企業の価格転嫁や原油価格上昇などの影響もあり、来年度にかけて2%を上回る水準で推移するとみられるが、25年度はプラス幅が縮小すると予想した。

CPIの基調的な上昇率は、マクロ的な需給ギャップがプラスに転じ、中長期的な予想物価上昇率や賃金上昇率が高まる中、見通し期間終盤にかけて「物価安定の目標」に向けて徐々に高まっていくという。

生鮮食品とエネルギーを除くコアコアCPIの上昇率見通しは23年度を3.2%から3.8%に、24年度を1.7%から1.9%に、25年度を1.8%から1.9%にそれぞれ引き上げた。

経済・物価の見通しに対するリスク要因として、海外の経済・物価や資源価格の動向、企業の賃金・価格設定行動などを上げ、日本経済を巡る不確実性は「きわめて高い」と指摘した。「金融・為替市場の動向や、その我が国経済・物価への影響を十分注視する必要がある」とした。

*写真キャプションの見出しを修正して再送します

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