- 2023/10/31 掲載
中国短期金利が急上昇、一時2月末以来の高水準 月末の資金需要
指標となる銀行間市場の翌日物レポ金利は、午前の取引で一時255ベーシスポイント(bp)上昇し4%と、2月28日以来の高水準を記録した。午後の取引では直近で1.8658%。
金融機関は規制上や業務管理上のさまざまな要件を満たすため、月末に資金需要が高まる。
人民銀行はこの日、公開市場操作で差し引き190億元(26億ドル)を供給したが、一部の債券トレーダーは供給額が少なすぎたと指摘。大多数の銀行は月末で資金を出すことに慎重になっているという。
ただ、中信証券のチーフエコノミスト、ミン・ミン氏は、人民銀行が緩和的な政策スタンスを維持する可能性が高く、11月はレポ金利が低下するだろうと予想。「年内の預金準備率引き下げや中期貸出制度(MLF)のロールオーバーを通じた流動性供給は引き続きあり得る」と述べた。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR