- 2023/10/31 掲載
日銀会合後に円全面安、ユーロ15年ぶり160円台=外為市場
[東京 31日 ロイター] - 日本時間31日夕の外国為替市場で、円が全面安となっている。日銀はきょうの金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の柔軟化を決めたものの、円金利の大幅な上昇は当面見込みにくいとして、金利差拡大見通しから円売りが活発化している、という。
植田和男日銀総裁の記者会見が終了し、欧州勢が取引に参加し始めた午後6時ごろ、ユーロが直近高値を再び上抜け、2008年8月以来15年ぶりに160円台へ上昇した。ドルも現在150円半ばと、26日につけた昨年10月以来の高値に接近している。
シティグループ証券チーフFXストラテジストの高島修氏は、日銀がYCCを修正しても円金利の上昇は限られることなどから「ドル/円は上昇圧力にさらされ続けるだろう」と話している。
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