• 2023/11/01 掲載

米株ヘッジファンド、リスクを6年ぶり低水準に削減 相場上昇に自信なし

ロイター

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Carolina Mandl

[ニューヨーク 31日 ロイター] - 戦略の米株ヘッジファンドが9月、S&P500種総合株価指数の変動に対するエクスポージャーを2017年以来、6年ぶりの低水準に落としたことが、調査会社ピボタルパスのデータで分かった。マクロ経済環境への懸念から、一定方向の相場変動に賭ける難しさが増し、ファンドは守りの投資姿勢を強めている。

こうしたファンドの「ベータ」は現在0.3%で、2008年以来の中央値である0.43%を下回っている。ベータの値が高いほど、相場変動に対するファンドへの感応度は高くなる。

ピボタルパスは「米連邦準備理事会(FRB)が連続利上げを行っていた2021年末から22年に比べ、今は高金利が長期化するという考え方がずっと浸透している。高金利がバリュエーションの低下に完全に織り込まれているとは限らないため、ファンドの自信は全般に後退している」と解説した。

株価上昇は巨大IT企業など一握りのセクターに集中しており、通常のように幅広い相場上昇への信頼感に結びついていない、ともピボタルパスは指摘した。

中立的なポジションを採っていることが影響し、ヘッジファンドのリターンは今年低下している。ピボタルパスによると、米株に投資する「ファンダメンタル株式ロング・ショート」戦略のヘッジファンドは1─9月のリターンが8.2%と、S&P500の約12%に及んでいない。

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