- 2023/11/01 掲載
トヨタの今期、営業益4.5兆円に上方修正 円安や値上げが押し上げ
Nobuhiro Kubo
[東京 1日 ロイター] - トヨタ自動車は1日、2024年3月期の連結業績予想(国際会計基準)を上方修正し、営業利益を3兆円から4兆5000億円に引き上げた。円安が1兆1800億円押し上げ、もともと最高益だった見通しが大きく上振れる。
IBESがまとめたアナリスト24人による予想平均値4兆0111億円を上回った。
売上収益は38兆円から43兆円に、純利益は2兆5800億円から3兆9500億円に上方修正した。
通期の世界販売計画は1138万台のまま据え置いたが、資材高騰が収まりつつあること、自動車の値上げなども営業増益に寄与する。
前提為替レートは1ドル=125円から141円に、1ユーロ=135円から152円に見直した。
電動車の販売見通しは、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車を積み増し、384万3000台から386万8000台に引き上げた。電気自動車は競争が激化する中国市場での苦戦を反映し、20万2000台から12万3000台に減らした。
トヨタはこの日、1000億円を上限とする自社株買いも発表した。
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