- 2023/11/03 掲載
財新・中国サービスPMI、10月50.4に小幅上昇 販売は低調
PMIは50が景況改善・悪化の分岐点となる。
ANZの中国担当シニアストラテジスト、シン・チャオペン氏は「若者の雇用に大きく関係するサービス部門は新型コロナウイルス禍前の水準を90%回復した」としつつ、「このセクターで予想以上の回復が見られる可能性は低い」と語った。
新規受注は10カ月ぶりの低い伸びにとどまり、国慶節(建国記念日)に伴う大型連休中に見られた旅行ブームによる増加分を相殺した。
ただ、海外からの観光客増加が報告される中、中国のサービスに対する海外からの需要はさらに改善した。
売上高の伸びが鈍化し、企業は採用に慎重になった。雇用は過去8カ月間拡大していたが、10月は横ばいとなった。
需要が低迷する中、全体的な楽観度は4カ月連続で低下し、2020年3月以来の低水準を記録した。
投入コストの伸びは22年6月以来の低水準だったものの、コスト上昇を顧客に転嫁する動きが強まり販売価格は上昇が加速した。
製造業とサービス業を合わせた総合PMIは50.0で9月の50.9から低下。22年12月以来の低水準となった。
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