- 2023/11/06 掲載
世界のファンド、10月に中国株30億ドル強売却=モルガンS
[香港 6日 ロイター] - モルガン・スタンレーのリポートによると、世界のファンドマネージャーは10月に中国株を大幅に売却した。景気支援に向け中国当局がさらなる措置を打ち出したものの、売りが出た形。
リポートはファンド資金の流れを分析するEPFRのデータを引用。それによると、アクティブ・ロングオンリー(買い持ち専門)ファンドから10月に中国と香港の株式を合わせて31億ドルの資金が流出、3カ月連続で30億ドル以上の売り越しとなった。
モルガンSのアナリストは「資金流出の主な要因は地域ファンドのリバランスで、欧州籍ファンドが主導した」と述べた。
欧州のファンドは2020年終盤から積み上げてきた保有の約半分を売却。米国籍ファンドからの資金流出も加速した。
電子商取引大手JDドットコム(京東集団) 、大手スマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ) 、中国建設銀行などが売られた。一方でアリババ、百度(バイドゥ)、AIAは買われた。
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