- 2023/11/16 掲載
外国人投資家、中国債券の保有拡大 米中利回り格差縮小で
人民銀行発表によると、10月末のインターバンク市場で取引された債券で海外機関の保有額は3兆2400億元(4471億ドル)で、前月の3兆1900億元から増加した。
米インフレ鈍化や米連邦準備制度理事会(FRB)のハト派的発言を背景に、中国の10年債と米10年債の利回り格差は10月のピーク水準から縮小し始めている。
イールドギャップは10月下旬の約225ベーシスポイント(bp)から15日には177bpに縮小したが、引き続き16年ぶり高水準にとどまっている。
HSBCのアジア太平洋金利戦略責任者ピン・ルー・タン氏は、海外からの資金流入が当面は制限される可能性が高いとし、資産スワップの機会があるかどうかが海外からの資金流入動向を左右するとの見方を示した。
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