- 2023/11/18 掲載
ウェルスナビ、預かり資産を10年後20兆円に=新NISA追い風
ロボットアドバイザーによる資産運用サービスを展開するウェルスナビは17日、顧客からの預かり資産を現在の約9500億円から10年後に20兆円に大幅に増やす構想を明らかにした。来年スタートする新たな少額投資非課税制度(NISA)を追い風に、個人マネーの取り込みを加速させる。
柴山和久最高経営責任者(CEO)が同日、東京都内でインタビューに応じた。柴山氏は「長期で分散投資を行う効果を実感する人が着実に増えている」と指摘。保険会社などと組み、総合的なお金の助言を行うサービスの仕組みを数年内に構築することで顧客層を拡大する考えだ。
同社は2020年に東証マザーズ(現グロース)市場に上場。個人のリスク許容度に応じて分散投資の提案が受けられる独自のサービスが支持され、預かり資産を3000億円超から早期に1兆円にする当初目標は達成しつつある。
このため今年8月には、新NISA向けサービスで、預かり資産の1%(税抜き、年率)だった手数料を、0.6%台から(同)に引き下げると発表した。柴山氏は「(顧客層の拡大で)規模のメリットが出れば、今後も利用者に還元したい」と語った。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに応じるウェルスナビの柴山和久最高経営責任者(CEO)=17日、東京都渋谷区
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