- 2023/11/20 掲載
GMクルーズCEO、無人タクシー営業休止につながった事故で謝罪
[サンフランシスコ 18日 ロイター] - 米ゼネラル・モーターズ(GM)の自動運転部門クルーズのカイル・フォークト最高経営責任者(CEO)は18日、無人タクシーの営業休止につながった事故が起きたことを謝罪した。
ロイターが内容を確認した従業員宛て電子メールには「私のリーダーシップの下で(事業が)軌道から外れ、多くの従業員に影響を与えたことを、個人的な形で謝りたい。CEOとしてクルーズが今の状況に置かれた責任を負う。何も言い訳はないし、起きたことを取り繕えない。安全性と透明性、地域社会への関与を強化していく必要がある」と記されている。
クルーズは16日、同社が報酬の見直しを行っている現四半期中に従業員が株式の買い戻しプログラムを利用することはできないと表明していた。
しかしフォークト氏は、従業員の間で税負担問題を巡る懸念が広がっている点を挙げて、特定の従業員は一回だけ限られた数の株式を売却できると述べ、方針を修正した。
クルーズは人材誘致や引き留めを目的として、従業員や元従業員が受給権利の確定した株式をGMや他の株主に四半期ごとに売却できる制度を導入。この停止措置は、無人タクシー営業休止に伴うGMのコストを軽減する狙いだったが、一部従業員は税負担が重くなると反発していた。
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