- 2024/01/25 掲載
独IFO、今年の成長率を0.7%と予測 予算案修正で再び下方修正
[ベルリン 24日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所は24日、2024年の経済成長予測を再び下方修正した。
憲法裁判所の判決を受けて連邦予算案の修正が必要になり、先行き不透明感が増したことが理由。
24年のドイツの経済成長率は0.7%となる見通し。23年12月時点の予測は0.9%、9月時点は1.4%だった。
23年実績は0.3%のマイナス成長だった。
IFOによれば、12月に予測を作成した時点ではどの程度歳出が削減されるか、あるいは増税されるか不明で、基本予測では計画された全ての財政政策措置が実施されると想定していたという。
IFOの予測担当責任者、ティモ・ボルマーショイザー氏は「議会予算委員会は連邦予算案で合意しており、われわれは190億ユーロ(206億4000万ドル)弱の追加削減が決まったと推計している」と指摘。
「全体的な規模は、12月に発表した24年のリスクシナリオとほぼ一致している。経済への影響もそれに匹敵する規模になりそうだ」と述べた。
一部のエコノミストはIFO予測よりもはるかに悲観的だ。労働組合に近いIMK研究所は今年も経済が0.3%縮小すると予測している。
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