米国株式市場＝Ｓ＆Ｐ1％高、テスラなど上昇　「相互関税」注視

Noel Randewich

［１３日　ロイター］ - 米国株式市場は上昇して取引を終えた。エヌビディアやアップル、テスラが買われ、Ｓ＆Ｐ総合５００種を押し上げた。トランプ米大統領が発表した「相互関税」導入計画にも注目が集まった。

トランプ氏は１３日、米国の輸入品に関税を課している全ての国に相互関税を課すと発表した。ホワイトハウス当局者は記者会見で、相互関税は１３日に発動されないとし、トランプ政権の通商・経済チームが各国の関税措置や貿易関係を精査した上で、数週間以内に発動される可能性があると述べた。

米労働省が発表した１月の卸売物価指数（ＰＰＩ）は前年比３．５％上昇と、前月から加速し、予想も上回った。ただ、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が注視するコア個人消費支出（ＰＣＥ）価格指数の算出における主要な項目は穏やか、もしくは下落となった。

これを受けて米１０年債利回りは大きく低下し、投資家がインフレ抑制に自信を強めていることを示唆した。

クレセット・キャピタルのジャック・アブリン最高投資責任者は「株式投資家は債券市場から手掛かりを得ている」とし、「投資家は関税を踏まえ、非常に高いインフレ率に備えていた」とも指摘した。

テスラは５．８％、エヌビディアは３．２％、アップルは２％、それぞれ上昇。

Ｓ＆Ｐ５００は１．０４％高で、１月１５日以来の大幅上昇を記録。１月２３日に付けた終値での最高値をわずかに下回る水準で取引を終えた。

主要１１セクターが軒並み上昇し、素材や一般消費財が上げを主導した。

石油大手シェブロンは０．６％高。全世界で従業員の１５─２０％を２０２６年末までにレイオフすると発表した。

カジノ運営のＭＧＭリゾーツ・インターナショナルは１７％急伸。第４・四半期の売上高と利益が予想を上回った。

Ｓ＆Ｐ５００では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を３．７対１の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は１５３億株。直近２０営業日の平均は１５０億株。

終値 前日比 ％ 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株３０種 44711 +342 +0. 44425 4476 44366

.43 .87 77 .94 8.26 .62

前営業日終値 44368

.56

ナスダック総合 19945 +295 +1. 19696 1995 19675

.64 .69 50 .92 2.17 .87

前営業日終値 19649

.95

Ｓ＆Ｐ総合５００種 6115. +63. +1. 6060. 6116 6050.

07 10 04 59 .91 95

前営業日終値 6051.

97

ダウ輸送株２０種 16395 +78. +0.

.24 20 48

ダウ公共株１５種 1011. +0.8 +0.

86 4 08

フィラデルフィア半導体 5156. +65. +1.

39 60 29

ＶＩＸ指数 15.10 -0.7 -4.

9 97

Ｓ＆Ｐ一般消費財 1853. +29. +1.

30 19 60

Ｓ＆Ｐ素材 567.4 +9.5 +1.

5 4 71

Ｓ＆Ｐ工業 1167. +1.1 +0.

12 0 09

Ｓ＆Ｐ主要消費財 909.0 +8.7 +0.

2 1 97

Ｓ＆Ｐ金融 859.2 +6.1 +0.

3 8 72

Ｓ＆Ｐ不動産 265.4 +2.2 +0.

1 1 84

Ｓ＆Ｐエネルギー 680.8 +5.2 +0.

6 0 77

Ｓ＆Ｐヘルスケア 1705. +6.7 +0.

58 4 40

Ｓ＆Ｐ通信サービス 370.1 +3.9 +1.

5 6 08

Ｓ＆Ｐ情報技術 4653. +69. +1.

10 86 52

Ｓ＆Ｐ公益事業 403.1 +0.5 +0.

1 8 14

ＮＹＳＥ出来高 11.16

億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 3951 + 大阪比

5 75

シカゴ日経先物3月限 円建て 3948 + 大阪比

0 40