• 2025/02/17 掲載

日銀利上げの思惑再燃なら円高か、トランプ氏発言にも警戒=今週の外為市場

ロイター

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Atsuko Aoyama

[東京 17日 ロイター] - 今週の外為市場でドル/円は、19日に予定される高田創日銀審議委員の発言機会などで日銀の追加利上げの思惑が再燃すれば、円高方向に振れる可能性がある。米関税などを巡るトランプ大統領の不規則発言にも引き続き警戒が残っており、相場の急変リスクに注意が必要だ。

予想レンジはドルが151━155円、ユーロが1.0280―1.0530ドル。

日銀の追加利上げ前倒しの観測がくすぶる中、高田審議委員の発言に注目が集まっている。タカ派とされる田村直樹審議委員が今月、物価目標が実現する2025年度後半には「少なくとも1%程度まで短期金利を引き上げておくことが必要」との見解を示したこともあり、りそなホールディングスのシニアストラテジスト、井口慶一氏は「そこまで明言はしないとは思うが、タカ派的なトーンの発言があれば金利が一段と上昇し、円高が進む」とみている。

中立金利に関する発言のほかに春闘の内容への言及も焦点だが、「日銀の利上げ前倒しの織り込みも一部で進んでおり、円高に振れても限定的」(別の国内銀の為替ディーラー)との見方もある。一方、「日銀への注目度は高まっており、利上げ思惑につながる発言への感応度も上がっている」(同)状況という。

関税からウクライナでの停戦まで、トランプ大統領の不規則発言も警戒される。米ロ首脳の電話会談を受けて停戦への期待が高まり、ユーロなどの欧州通貨は買い戻された。

ただ、りそなHDの井口氏はユーロが売られてきた背景にはファンダメンタルズの弱さがあると指摘。欧州中央銀行(ECB)も利下げ姿勢を維持しているため、「ユーロの買い戻しが続くことはないのではないか」との見方を示した。

*イベントダイアリー[M/DJP]

*経済指標予測 [JP/FOR]

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