- 2025/05/01 掲載
STマイクロ、仏で約1000人削減へ 伊でも従業員団体と協議
[30日 ロイター] - 欧州の半導体大手STマイクロエレクトロニクスは30日、フランスで約1000人の人員を削減すると発表した。コスト削減プログラムでレイオフを予定している2800人の3割強、仏従業員数の9%に相当する。
また、イタリアの従業員代表団体との協議も進行中と明らかにした。
ロイターは29日、イタリア政府が国内でのレイオフを約1000人に抑制することを目指し、フランスにも同程度の規模を要求していると報じた。
2024年の年次報告によると、同社の従業員数はフランスで約1万1500人、イタリアで約1万2700人。
同社は「フランスでは27年までに1000人程度が自主退職を選択する可能性があると見積もっている」と説明した。
削減の内訳は明らかにしていないが、先にトゥールとクロルにおける製造能力を再編し、従来のウエハー生産を他の事業に転換するか、シンガポールなど他の同社拠点に移転する計画を示唆していた。
同社はイタリアとフランスの政府が持ち株会社を通じて合計27.5%の株式を保有。世界で5万人を雇用しているが、自動車・産業市場の低迷に直面している。
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