- 2025/05/08 掲載
米国株式市場=反発、終盤に半導体株上昇 FRBは金利据え置き
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。人工知能(AI)向け半導体の輸出規制が緩和されるとの報道を受け、終盤に半導体株が上昇した。
この日は株価が上下する展開となり、米連邦準備理事会(FRB)の金利据え置き発表後も不安定な取引が続いた。
終盤にかけては、バイデン前政権が発表したAI半導体輸出規制について、トランプ政権が撤廃を検討しているとの報道を受けて半導体株が上昇。米商務省報道官はその後、報道内容を確認した。
フィラデルフィア半導体指数は1.7%上昇。取引時間中には一時1%下げていた。
FRBは6─7日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.25─4.50%に据え置くと決定。インフレと失業率の上昇リスクが高まっているとしたほか、トランプ政権の関税の影響に対応する中で、経済見通しが一段と不透明になっているとの認識を示した。
FLパトナム・インベストメント・マネジメントのチーフ市場ストラテジスト、エレン・ヘイゼン氏は「(FOMC)声明は明らかに、政権の最近の行動が経済環境をより困難にしたというメッセージをホワイトハウスに送ろうとしている」と述べた。
取引序盤は、米中が両国間の貿易摩擦を巡り今週末にスイスで高官協議を行うと発表したことを受けて楽観的なムードが広がった。
メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーは予想を上回る四半期決算を好感して10.8%上昇。ダウ工業株30種を押し上げた。
グーグルの親会社アルファベットが軟調だったことなどから、ナスダック総合はほぼ終日マイナス圏で推移した。アルファベットは7%超安で取引を終えた。
アップルがウェブブラウザ「サファリ」にAIを活用した検索オプションを追加する計画だと伝わった。同社株は1.1%安となった。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.56対1の比率で上回った。ナスダックでも1.2対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は154億3000万株。直近20営業日の平均は175億5000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 41113 +284 +0. 40956 4126 40829
.97 .97 70 .08 6.91 .29
前営業日終値 40829
.00
ナスダック総合 17738 +48. +0. 17706 1782 17503
.16 50 27 .83 0.30 .01
前営業日終値 17689
.66
S&P総合500種 5631. +24. +0. 5614. 5654 5578.
28 37 43 18 .73 64
前営業日終値 5606.
91
ダウ輸送株20種 13782 +98. +0.
.00 93 72
ダウ公共株15種 1045. -1.0 -0.
19 2 10
フィラデルフィア半導体 4386. +75. +1.
36 17 74
VIX指数 23.55 -1.2 -4.
1 89
S&P一般消費財 1585. +15. +1.
98 94 02
S&P素材 526.3 -2.6 -0.
1 5 50
S&P工業 1135. +5.7 +0.
10 8 51
S&P主要消費財 901.1 +1.8 +0.
1 4 20
S&P金融 822.4 +5.0 +0.
4 5 62
S&P不動産 260.7 -0.0 -0.
5 6 02
S&Pエネルギー 616.6 +0.4 +0.
6 8 08
S&Pヘルスケア 1576. +12. +0.
66 68 81
S&P通信サービス 326.2 -6.1 -1.
3 3 84
S&P情報技術 4198. +37. +0.
36 70 91
S&P公益事業 410.0 +1.1 +0.
2 9 29
NYSE出来高 12.04
億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 3703 + 大阪比
0 250
シカゴ日経先物6月限 円建て 3696 + 大阪比
0 180
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