- 2025/05/12 掲載
スズキ、今期は22%の営業減益見込む 円高と原材料高響く
Kentaro Okasaka
[東京 12日 ロイター] - スズキは12日、2026年3月期通期の連結営業利益(国際会計基準)が前年比22.2%減の5000億円になるとの見通しを発表した。円高や原材料価格の高騰が利益を圧迫する。IBESがまとめたアナリスト18人の営業利益予想の平均値6236億円を下回った。
これまで利益を押し上げていた為替が一転、円高に振れる今年度は減益要因となる。原材料高と併せて営業利益を1150億円下押しする。成長への投資も足元の業績には重しで、固定費1000億円、研究開発費344億円が利益を圧迫する。
四輪車の販売台数は世界全体で8万3000台増える見込み。主力のインドは市場全体の伸び率1─2%を上回る販売増を計画する。二輪車はインドで販売増加を見込む一方、中国での減少などで前年並みとなる見通しとしている。
年間配当予想は前年から4円引き上げ1株45円を予想。為替の想定レートは1ドル=140円(前年実績153円)、1インドルピー=1.68円(同1.82円)とした。
同時に発表した25年3月期の連結営業利益は前年比30.2%増の6428億円だった。
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