- 2025/05/13 掲載
日経平均が3万8000円台回復、米中関税引き下げ合意でリスクオン
外国為替市場でドル/円が148円近辺と円安基調になっていることも追い風となり、輸出関連株を中心に幅広く物色されている。
市場では「米中合意にはもう少し時間かかるという見方があったので、早く協議がまとまったという点ではポジティブなサプライズとなった。関税の引き下げ幅が想定より大きく、米中の交渉が長引くという思惑で消極的だった投資家のショートカバーを誘発している」(松井証券のシニアマーケットアナリスト・窪田朋一郎氏)との指摘が聞かれた。
米国と中国は12日、両国の貿易問題を巡り10─11日にスイスのジュネーブで行った閣僚級協議で、相互に発動した関税率を115%ポイント引き下げることで合意したと発表した。上乗せ分の90日間の停止、経済・貿易関係に関する協議メカニズムの構築も打ち出した。
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