• 2025/05/14 掲載

インドの4月の消費者物価指数、5年9カ月ぶり低水準

ロイター

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Shivangi Acharya Sarita Chaganti Singh

[ニューデリー 13日 ロイター] - インド政府が発表した4月の消費者物価指数(CPI)の前年同月比上昇率は3.16%となり、2019年7月以来5年9カ月ぶりの低水準となった。ロイターがエコノミストらに調査した市場予想の3.27%を下回った。食品価格の伸びが鈍化したのが上昇率縮小の要因。

インド準備銀行(中央銀行)の目標である4%を3カ月連続で下回り、中銀が今後利下げする余地が広がった。3月のCPI上昇率は3.34%だった。

消費額の半分近くを占める食品価格の上昇率は1.78%で、21年10月以来3年半ぶりの低水準。3月は2.69%だった。

うち野菜価格は4月に11%下げ、下落率は3月の7.04%から拡大した。豆類も4月に5.23%下落し、下落率は3月の2.73%から広がった。穀物の上昇率は3月の5.93%から5.35%へ縮小した。

HDFC銀行のエコノミスト、サクシ・グプタ氏は今回の消費者物価指数(CPI)の結果を踏まえて「中銀は6月の金融政策委員会(MPC)で25ベーシスポイント(bp)の追加利下げを決める可能性が出てきた」との認識を示した。

中銀は4月のMPCで2会合連続となる利下げを決定し、金融政策スタンスを「中立」から「緩和的」に変更して今後の追加利下げを示唆。また、25/26年度(25年4月―26年3月)の国内総生産(GDP)が前年度比で6.5%増えると予測し、従来予想の6.7%から引き下げた。物価上昇率見通しも4.2%から4%へ下げた。

2人のエコノミストによると、食品やエネルギーなどの変動が大きい品目を除いたコアインフレ率は4月に4―4.1%となり、3月(4.1%)からほぼ横ばいだった。

L&Tファイナンスのエコノミスト、ラジニ・タクール氏は「私たちは4―6月期のCPI上昇率は、モンスーンが平年並みになるとの見通しから3.6―3.8%の範囲に維持されると見込んでいる」と語った。

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