- 2025/06/27 掲載
米ナイキ、中国生産縮小を計画 米関税で10億ドルのコスト増見込む
マシュー・フレンド最高財務責任者(CFO)によると、最大の関税引き上げの対象となった中国は、ナイキが米国に輸入するシューズの約16%を占めている。
同社は、生産を他国にシフトすることで、2026年5月末までにこの数字を「一桁台後半」まで削減することを目指している。
同社はこの日、第1・四半期(6─8月)の売上高が1桁台半ばの減少になるという見通しを示した。市場予想(7.3%減)よりも小幅な落ち込みにとどまる見込みだ。
合わせて発表した第4・四半期決算でも、売上高が市場予想よりも小幅な減少にとどまり、利益は市場予想を上回った。スポーツ分野に製品開発とマーケティングの焦点を絞るエリオット・ヒル最高経営責任者(CEO)の戦略が成果を上げ始めている。
ナイキの株価は引け後の時間外取引で11%上昇した。
第4・四半期の売上高は前年比12%減の111億ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想は14.9%減の107億2000万ドルだった。
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