- 2025/07/01 掲載
政府債務の増加、米の「特別な地位」への最大リスクに=ブラックロック
さらに、「脱ドル化」の懸念はなお非現実的であるものの、債務増がそのリスクを高める可能性があると指摘した。
トランプ米大統領が推進する関税が市場のボラティリティーを高め、世界の基軸通貨としてのドルの地位について疑念が広がっている。議会では、トランプ大統領の看板政策を盛り込んだ包括的な税制・歳出法案、いわゆる「1つの大きく美しい法案」を巡り審議が行われている。超党派のアナリストらは、今後10年間で36兆ドルを超える連邦政府債務が5兆ドル増加すると予測する。
ブラックロックの幹部はノートで「米政府債務が不安定な状態にあると、われわれは以前から強調しており、放置すれば、債務は金融市場における米国の『特別な地位』に対する最大のリスクになる」と指摘した。
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