- 2025/07/23 掲載
NY市場サマリー(22日)円続伸、S&P最高値更新・利回り低下
主要通貨の中で、前日に続き円が対ドルで目立って上昇。週末の参議院選挙の結果はすでに消化され、市場の関心は石破茂首相の今後の政権運営のほか、米国との関税交渉の行方に移っている。
終盤の取引でドル/円は0.5%安の146.54円。前日はドルは対円で約1%下落していた。
主要通貨に対するドル指数0.3%安の97.545。前日は約0.6%下落していた。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 利回りが低下。連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、主要材料に欠く中、様子見ムードが強かったことが指摘された。
指標となる10年債利回りは約3ベーシスポイント(bp)低下の4.338%。
2年債利回りは2bp低下の3.833%となった。
市場では、来週のFOMCでFRBが金利を据え置くとの見方が大勢であるものの、FRBが利下げ再開に転じる時期を示す兆候が注視されている。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> S&P総合500種が小幅に続伸し、辛うじて最高値を更新した。四半期決算や通商協議が注目される中、関税の影響を報告したゼネラル・モーターズ(GM)が急落。一方、決算発表を控えたテスラは上昇した。
自動車大手GMは8.1%下落。関税により、四半期決算に10億ドルのマイナス影響があったと発表。トランプ大統領の貿易政策に対する懸念が高まった。同業フォード・モーターの株価は約1%下落した。
電気自動車(EV)大手テスラは23日の決算発表を控え、1.1%上昇。同日に決算を発表するアルファベットも0.65%高となった。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 米通商政策を巡る不確実性や米長期金利の低下を背景に買い進まれ、3営業日続伸した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比37.30ドル(1.09%)高の1オンス=3443.70ドル。これは中心限月の清算値ベースで6月中旬以来、約5週間ぶりの高値水準。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 米欧のエネルギー需要先行きに警戒感がくすぶる中、3営業日続落した。この日納会を迎える米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比0.99ドル(1.47%)安の1バレル=66.21ドルと、中心限月の清算値ベースで7月上旬以来約3週間ぶりの安値を付けた。9月物は0.64ドル安の65.31ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 146.63/146.65
始値 147.53
高値 147.56
安値 146.32
ユーロ/ドル NY終値 1.1753/1.1756
始値 1.1701
高値 1.1760
安値 1.1680
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 97*12.00 4.9183%
前営業日終値 97*03.00 4.9370%
10年債(指標銘柄) 17時03分 99*07.50 4.3460%
前営業日終値 99*01.50 4.3700%
5年債(指標銘柄) 17時04分 99*30.50 3.8851%
前営業日終値 99*27.25 3.9080%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*27.00 3.8334%
前営業日終値 99*25.88 3.8520%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 44502.44 +179.37 +0.40
前営業日終値 44323.07
ナスダック総合 20892.69 -81.49 -0.39
前営業日終値 20974.18
S&P総合500種 6309.62 +4.02 +0.06
前営業日終値 6305.60
COMEX金 8月限 3443.7 +37.3
前営業日終値 3406.4
COMEX銀 9月限 3955.5 +22.1
前営業日終値 3933.4
北海ブレント 9月限 68.59 ‐0.62
前営業日終値 69.21
米WTI先物 9月限 65.31 ‐0.64
前営業日終値 65.95
CRB商品指数 303.7914 ‐1.0019
前営業日終値 304.7933
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