- 2025/07/24 掲載
仏ルノー、インドでSUV追加投入へ 6億ドル投資計画
[ベンガルール 23日 ロイター] - 仏自動車大手ルノー幹部は23日、インドでの小型車のラインアップに、スポーツ用多目的車(SUV)を追加する方針を明らかにした。工場の稼働率を上げ、世界第3位の自動車市場でのシェアを高めたい考えだ。
ルノーは6億ドルの投資を計画している。提携先である日産自動車との合弁工場の株式取得を通じ、販売台数の増加とインドからの輸出拡大を図る。
ルノーインド法人でマネジングディレクターを務めるベンカトラム・マミラパレ氏はロイターの取材に、「製品発売へ攻勢を掛けるつもりだ」と語った。
インドでは現在、ハッチバックタイプの「クウィッド」や小型SUVの「キガー」、「トライバー」の3モデルを販売しているが、新たに小型と中型のSUVを追加する予定だ。
インド市場はルノーの世界販売の2%に満たない一方、コスト競争力のある五つの国際拠点の一つでもある。
ルノーは新モデルを投入せず、急速に縮小する小型車セグメントに偏ったラインアップを展開。この結果、業界データによると、インド市場でのシェアは5年前の3%超から1%未満に低下した。
23日には4年超ぶりとなるトライバーの改良モデルを発売。今後2年間でインドに投入予定の4モデルの第1弾となる。
SUVや3列シートのファミリー車はインドの年間販売の約65%を占める。一方、残りの小型車のシェアは縮小の一途をたどっている。
南インドにある工場は年間生産能力約50万台で、現在は約50%が稼働している。今後はインド市場の成長を見込み、稼働率を80 100%に引き上げるという。
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